どうも、ゆうちぃです。
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今日は海外からドラクエを遊んでみる話(ドラクエX編)です。


ドラクエXって日本だけ?

ドラクエXは正式サービスとしては、日本と中国でサービスされています。

日本版『ドラゴンクエストX』
https://hiroba.dqx.jp/sc/

中国版『勇者斗恶龙X』
http://guangchang.dqx.sdo.com/sc/

冒険者の広場はみなさんにも馴染みが深いでしょうから、文字が読めなくてもなんとなくメニューの意味がわかるのではないでしょうか?

って下書きをしていたんですが、2019年5月30日をもって、中国版はサービスが終了してしまいました。
ブログ放置イクナイ……。

日本版ドラクエXって海外から遊べるの?

さて、本題に入っていきましょう。
結論から言うと、遊べます
ただし、規約に注意がありますので、そこを守っていきましょう。

ドラゴンクエストX ソフトウェア使用許諾契約
第2条 ソフトウェア使用許諾
当社は、ユーザーが本契約を承諾し、本契約に定める条項を遵守することを条件として、本ソフトウェア等を日本国内において使用することをユーザーに許諾するものとします。また、本ソフトウェアのインストールを日本国内で行ったユーザーが海外から日本のサービスプロバイダを経由して本コンテンツにログインする場合に限り、海外においての使用(旅行、赴任等による場合を含みます)をユーザーに許諾するものとします。また、本ソフトウェアについては、ユーザーが本契約を承諾し、遵守することを条件として、本契約の有効期間に限り、ユーザーに貸与するものとします。
ドラゴンクエストX ソフトウェア使用許諾契約 より


これが実は結構わかりやすい。
要するに、日本でインストールしたドラクエXは、海外に行っても日本のサービスプロバイダを経由してログインすればOKということです。
サービスプロバイダとは、普通はプロバイダーと言ったりしますが、ここでは日本国内にサーバーがあり、ドラクエXにアクセスを可能にするサービスのことを言っています。
当然、海外では日本の回線を契約してもモデムやルーターは送られてきませんし、プロバイダーだけを契約しても回線をつなぐことは難しいですね。
そこで登場するのがVPNサービスです。

VPNサービス

VPNサービスとは、VPN(Virtual Private Network)すなわち仮想プライベートネットワークを提供するサービスです。
自身の端末とある拠点間を、まるで専用線でつないでいるかのように振舞います。
これが何を示しているかというと、ある拠点をVPNサービスの日本のサーバーに設定すれば、そこからVPNサービスの先は日本国内のドラクエXサーバーにつながるわけですから、上記条件を満たすことができるわけですね。
VPNサービスにはたくさんのサービスがあり、個人から法人まで、無料から有料まで様々です。
サービス選択のポイントをご紹介します。

1) セキュリティに注意する
一般的な話として、個人には自分のデータを見られたくないものです。
暗号化されているとはいえ、個人情報を流すこともあります。
そういったデータが個人で設置されたサーバーを経由するということは、そのデータがどのように扱われていてもわからない、ということです。
私は個人のものは使わないようにしています。

2) サーバーのスペックを確認する
一般的に無料で運用しているサーバーはスペックが低く、通信速度が遅かったり、ラグが大きい可能性が高いです。
通信方式も影響しますので、サーバー情報をしっかりと確認します。

こういった件を考慮して、私は有料のVPNサービス「vyprvpn」を選択しました。
プロバイダー自体は1Gbpsの超高速回線契約ですので、できるだけ速度面で評判のいいVPNサービスを選択しました。
ドラクエXにおいては、PPTP 128-bit暗号化プロトコルで利用しています。
こんなことを書いておいてセキュリティが大して高くないのですが、どうもドラクエXとは相性が悪いようでこうなってしまいました。

おや、ということは……

というわけで、このままでは帰国するまでVersion 5を迎えられそうにありません。
そもそもSwitchやPS4なんかは日本国外でも使用できるリージョンフリー仕様なのですから、「インストールを日本国内で行ったユーザー」という条件はなんとかはずしてもらえないかと思いますね。
ゆうちぃの冒険はここで終わってしまった!

というのはさすがにあれなので、正攻法でなんとかしたいと思っています。

で、実際プレイ感はどんな感じなのか

主に設定でかなりの試行錯誤がありましたが、今はおおむね良好です。
メニューの選択にややひっかかりがありますが、プレイできないほどひどいわけではありません。
自分は常闇などのエンドコンテンツはほとんどやりませんので、そういった検証をやっていただける方も募集します。
Youtube配信もできるようになりましたが、正直なところ、もっといい画質にしたかったなぁというところです。

ゆうちぃのドラクエライフ!
https://www.youtube.com/channel/UCcbtb9bS_gJltUPCWBBYjOQ

ときどきドラクエ以外の配信もやっていますので、ぜひ遊びに来てくださいね。

中国版『勇者斗恶龙X』

最後に、終了した中国版のサービスについて触れておきましょう。
『ドラゴンクエストXを支える技術』のP.23~P.25に海外版に関する記述があります。
中国版のサービスは2016年11月に正式サービスを開始し、2019年5月30日に終了しました。
(Wikipediaによるとサービス開始日が違うようですが、公式サイト亡き今確認が困難です)

日本版と中国版との違いとして、次の3点が挙げられています。

言語対応
これはわかりやすいですね。
当然中国版には中国語での表示が必要です。
青山本によると、日本語のデータは一箇所にまとまっているとのことで、まるまる他の言語に差し替えることで言語対応は完了です。
また、ゲーム以外ではランチャーや冒険者の広場に広告と、翻訳が必要なデータは多岐に渡ります。

時差対応
海外と聞いて一番最初に思い浮かぶのが時差ではないでしょうか。

時差を考える上では、協定世界時という考え方が一般的です。
例えばWindowsは協定世界時を標準(時差=0)として、タイムゾーンを設定します。
日本は「UTC+09:00 大阪、札幌、東京」というタイムゾーンです。
これはつまり、協定世界時から+9時間であることを示しています。
今は日本のみでサービスをしているドラクエXですが、他国のサービスが共通のサーバーで運営されることになれば、時差の問題はつきまとってくるでしょう。

もうひとつ例を出しましょう。
アメリカは太平洋(西海岸)、山地、中部、大西洋(東海岸)で異なるタイムゾーンを持つため、1つのサーバーで運営すると最大で3時間の時差が発生します。
SQUARE ENIX, INC.はアメリカの西海岸にありますから、仮にここにサーバーを設置して運営内容を決めたとしましょう。
太平洋(西海岸)の朝6時に討伐隊の依頼がリセットされるとします。
すると、大西洋(東海岸)では朝9時にリセットされてしまいます。
こういったタイムゾーンの異なる地域を対象とするオンラインゲームにおいては、基準となるタイムゾーンを決定してそこに従う方式と、各対象地域ごとで時間が同じになるようにする方式の2つがあります。

UI対応
中国版のドラクエXはUI(ユーザーインターフェース)が大幅に変更されています。
これは中国でのオンラインゲームの展開ということを念頭に置いたとき、日本版のUIでは馴染めずプレイされなくなってしまうことを危惧しての変更ということになります。
現地のスタッフに任せた結果、日本からもこういったUIがほしいという要望が出るようになりました。


海外のゲームを展開するときは、こういった視点が重要になってくるのですね。

それでは今日はこのへんで。
よかったら一緒に読みましょう。





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